日系自動車メーカーが多く進出している中国南部の広東省で大規模なモーターショーが始まりました。中国では、EVなどの新エネルギー車が新車販売の半数近くを占めていて各社が最新モデルをアピールしています。
中国の広東省で15日から始まった「広州モーターショー」では、EVなどの新エネルギー車がこれまででもっとも多い500台余り展示され、全体の40%以上を占めています。
このうち、中国のEV最大手の「BYD」は、1回の充電と給油で、最長2100キロを走行できるとするプラグインハイブリッド車を発表したほか、通信機器大手「ファーウェイ」の自動運転の支援システムなどを搭載した最新のEVを紹介しています。
また、EV事業に参入したスマートフォンメーカーの「シャオミ」は、ことし3月に発売したEVの販売が10万台を突破したと発表したほか、スポーツタイプの高級EVを展示し、来場者の関心を集めていました。
一方、日系メーカーもトヨタ自動車やホンダなどが、中国で近く販売を予定しているSUVタイプのEVを展示していました。
中国では、手厚い補助金を受けられる新エネルギー車が新車販売の半数近くを占め、競争が一段と激しくなっていて、各社が最新モデルを発表し、新しい技術や性能をアピールしています。