【ホンダ N-BOX 新型試乗】「しっとり/シッカリ」の両立こそ新カスタムターボの大きな魅力…西村直人

【ホンダ N-BOX 新型試乗】「しっとり/シッカリ」の両立こそ新カスタムターボの大きな魅力…西村直人

【ホンダ N-BOX 新型試乗】「しっとり/シッカリ」の両立こそ新カスタムターボの大きな魅力…西村直人 3代目となった軽スーパーハイトワゴン『N-BOX』のトピックは、一新された内外装と、2代目の技術を熟成して得られた走行性能だ。ホンダによると初代N-BOXは30代のママさん世代に強く支持されたという。その評価を軸に、2代目からは20代の独身女性、50代の子離れ男性、60代のシニア男性など老若男女を問わずユーザー層が広がっていった。 初代は2011年12月に登場し、5年後には累計販売台数100万台を達成。2017年9月に2代目となり、2019年2月に150万台、2021年5月には200万台をそれぞれ達成。N-BOXは名実ともにホンダを代表する軽自動車に成長した。 3代目となる新型の構成は、「標準」モデルと「CUSTOM(カスタム)」モデルの2タイプ。これに標準では一層のカラーコーディネイト化を図った「ファッションスタイル」、カスタムではメッキパーツなど専用アイテムを装備した「コーディネートスタイル」(モノトーンと2トーンあり)を設けた。 さらに標準/カスタムには、重い荷物の積載や車いすの乗降に便利な格納式スロープ「スーパーフレックススロープ」がついた「スロープ」を用意する。 2代目から熟成を重ねたエンジンはNA(58ps/65Nm)とターボの(64ps/104Nm)2種類あるが、ターボエンジンはカスタム専用に改められた。 「これまで設定があった標準のターボエンジン搭載車は販売比率が思ったほど伸びず10%以下でした。よって今回、ターボはカスタムに集約させ、標準は内外装を際立たせ個性を強くすることで差別化をはかりました」(本田技研工業 ICE完成車開発統括部 比嘉良寛さん)。 今回試乗したのは(1)「N-BOX カスタム ターボ」と(2)「N-BOXファッションスタイル」の2台。(1)はターボエンジンで15インチタイヤ+アルミホイールを装着。(2)はNAエンジンで14インチタイヤ+オフホワイトをアクセントにしたボディ同色のフルホイールキャップが付く。駆動方式はともにFF(前輪駆動)だ。トランスミッションはCVTのみで、ターボにはパドルシフターが付く。 2代目からボディのスリーサイズは変わっていないのに、見た目はずいぶん立派になった。いわゆる全高を高くとったスーパー

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