【BYD ドルフィン 新型試乗】iPhone好きの日本人にどれだけ支持されるか?…諸星陽一

【BYD ドルフィン 新型試乗】iPhone好きの日本人にどれだけ支持されるか?…諸星陽一

【BYD ドルフィン 新型試乗】iPhone好きの日本人にどれだけ支持されるか?…諸星陽一 中国の自動車メーカーBYDは、日本向けとしてEV3機種の導入を予定している。そのうちの第二弾となる『ドルフィン』の試乗会が開催され、試乗の機会を得た。 試乗車はナンバーを装着しているものの、CHAdeMOへの対応などは最終的に済んでいないプロトタイプだ。 ドルフィンのボディサイズは全長×全幅×全高が4290×1770×1550(mm)。日産『キックス』の全長×全幅が4290×1760mmなので、長さと幅のサイズはほぼキックスと同じ。全高についてはキックスが1605mmなのに対し、ドルフィンは1550mmとキックスより低め。 じつはドルフィンは日本以外での市場では1570mmの車高だが、日本導入にあたって機械式駐車場への入庫を考慮して1550mmに調整されたとのこと。20mmの調整はアンテナサイズの変更で実現している。なおホイールベースは2700mmで先代『プリウス』と同じ。ドルフィンの車格を考えたら、長い部類に属すると言っていいだろう。 パワーユニットは標準タイプのドルフィンが95ps/180Nmのモーターに44.9kWhのバッテリーを組み合わせる。上級のドルフィン・ロングレンジは150ps/310Nmのモーターに58.6kWhのモーターを組み合わせる。標準のドルフィンと上級のドルフィン・ロングレンジはリヤサスペンションの形式も異なり、ドルフィンはトーションビーム、ドルフィン・ロングレンジはダブルウィッシュボーンとなる。 独立懸架のダブルウィッシュボーンが用意されているのは4WDモデルが存在し、その流用かと思ったがそうではなかった。もともとドルフィン・ロングレンジのリヤサスペンションもトーションビームであったのだが、より差別化を図るために上級モデルにダブルウィッシュボーンを採用したとのことだった。 まずは、クルマに乗り込むためにフラップ式のドアハンドルに手を掛けて引くが、これが意外なほどに重い。バネが強い印象だ。フラップにもう少し(上下の)幅があればテコが効いて軽くなるのだろうが、握力の弱い方だと操作がつらそうだ。できるだけ端を持てば軽めに操作できそうだが、今度は滑ってドアハンドルから手が外れてしまう。フラップ内側にリブなどを付ければ、解決できるだろう。 試乗車は標準タ

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