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価格・ローンについて、どっちが安い?
N-BOXは軽自動車、ソリオは軽自動車ベースと言えどもコンパクトカー。車格の異なる二台の比較なら、価格差がとても気になってしまいますよね。
軽自動車と言えば安さが特徴のひとつですが、コンパクトカーは安いものから意外と高めのものまであります。二台の価格差はどれほどなのでしょうか。
ベースグレードの価格・ローン
N-BOX ソリオ 価格差
価格 1,385,640円 1,454,760円 69,120円
3年ローン(月々) 38,490円 40,410円 1,920円
5年ローン(月々) 23,094円 24,246円 1,152円
任意保険料金
N-BOX ソリオ 価格差
21歳以上 221,000円 388,600円 167,600円
26歳以上 221,000円 388,600円 167,600円
30歳以上 221,000円 388,600円 167,600円
※表に記載の年齢・年間走行距離:110000km・運転者限定・限定無し・対人賠償:無制限・車両保険:つける・等級:13等級で統一・免許の種類:ゴールド・運転者の年齢制限:無制限・対人賠償:無制限
ベースグレード同士の比較だと、肩透かしを食らったような気分になりますね。10万円以上差が出てもおかしくはなさそうですが、価格差は約7万円。
5年ローンにすると、月々1000円程度の差額になります。家計に対するダメージはそれほど大きくはないでしょう。電気を付けたら消す、エアコンの温度を推奨値にするなど少しの節約で、カバーできます。
ただ、任意保険料金はやはり差が大きく出ました。
年間16万円以上の差は、看過できませんよね。
また、グレードによる価格の違いも大きいです。ソリオは最低価格約145万円に対し、最高価格は約202万円。N-BOXはカスタムを抜いた最高価格が約175万円です。
カスタムの最上位グレードの4WD価格で、やっと200万円に到達します。カスタムを含めればソリオよりN-BOXのほうがグレード数が多いにも関わらず、最高価格もあまり変わらないんです。
ソリオには、ガソリン車・マイルドハイブリッド車・ハイブリッド車と三種類あります。この動力システムの違いが、ソリオの価格を引き上げているんでしょう。N-BOXは動力に関してはNAとターボの違いのみですからね。
そのため、ソリオはグレード間の価格差が爆発的に高くなり、N-BOXは緩やかな差になっているのだと言えます。
【N-BOX】VS【ソリオ】装備を比較してみた
ベースグレードの価格差は微々たるものですが、グレード間の価格差は徐々に開いていくところがN-BOXとソリオを比較する上での重大なポイントですよね。
動力システムの違いもそうですが、装備の違いも気になります。ベースグレードだけだと違いは小さいかもしれませんが、全グレードを通して見るとわかりませんよね。
そこで、全グレードの装備を通して気になった装備を、お互いに挙げて比較してみたいと思います。
室内快適装備が充実 【N-BOX】
N-BOXの装備の特徴は、やはり室内装備の充実度の高さにあります。
中間グレードからフロントアームレストを搭載、シートバックポケット+シートバックアッパーポケットや助手席フロントと背面のコンビニフックなど、快適装備や収納関係が特に充実しているんです。
また、G・EXとG・EXターボには助手席スーパースライド機構が搭載されます。このスーパースライドが、N-BOX2017年モデル最大の目玉と言える装備なんです。
スーパースライドということですが、そのスライド量は最大57cm! 前後に大きく動かすことができるという、革新的なものなんです。
このスーパースライドによってどんな恩恵が得られるのか、簡単に見てみましょう。
まず、助手席を大きく後ろにスライドすることで、助手席に座ったままリヤシートに座っている小さな子供の世話をすることができるようになります。
助手席を使わない際、助手席の背もたれを前に倒して前に最大スライドすれば、助手席側スライドドアから運転席に直接乗り込めるようになります。
つまり、リヤシートと運転席をウォークスルーできるんです!
リヤシートのスライド機構と合わせれば、シートアレンジの幅が更に広がります。
リヤシートのチップアップ&ダイブダウン機構は全車標準装備されているため、荷室とフラットな空間を作ることができる。更に助手席を前に倒して前にスライドすれば、延長した荷室と運転席とが直接繋がります。
従来よりも更に便利になるんですよ。
標準装備で利便性を高めるだけではまだ足りず、ディーラーオプションではハンズフリースライドドアを搭載。車体の下にあるセンサーに足先をかざすだけでスライドドアが自動で開閉するという機能も付けられて、N-BOXはどこまでも便利になります。
室内空間を快適かつ便利にするだけでなく、車を使うという行為全体に関して高い利便性を提供してくれているのが、N-BOXの最大の魅力と言えるでしょう。
運転周りの装備が充実【ソリオ】
運転席シートヒーターが全車標準装備、助手席シートヒーターも4WD車に標準装備。寒い時期にも快適に運転を楽しむことができるようになっています。
それだけでなく、ソリオは運転席周りの標準装備・オプション装備が充実しているんです。ただ、標準装備だけの比較だと、最上位グレード以外N-BOXと大きく異なるということがありません。
最上位グレードがN-BOXより圧倒的に装備が充実しているのは、価格差を考えると当たり前ですよね。
だから敢えて最上位グレードの装備を取り上げることはせず、ベースグレード以外に搭載可能なオプション装備を取り上げたいと思います。ソリオの装備の一番の特徴は、オプション装備たちにあるんです。
たとえば「デュアルカメラブレーキサポート」と、それに付随した先進予防安全装備の数々。
二つのカメラで人と車を検知し、前方衝突警報・自動ブレーキ機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト、誤発進抑制機能や車線逸脱警報・ふらつき警報・先行車発進お知らせ機能など、多数の警報・自動ブレーキ機能を発動させます。
これらの機能が全部一括で「デュアルカメラブレーキサポート」と呼ばれ、オプション設定されているんです。
また、クルーズコントロールや全方位モニターなどもオプションで追加することができます。
全方位モニターを搭載すれば、車の真上から見た俯瞰映像や運転席からでは死角となる映像などをみることができ、駐車がしやすくなるんです。
以上のような便利な機能をベースグレード以外の全グレードに、オプションで追加できます。
装備に満足できないからと無理をして上位グレードを選ばなくても、マイルドハイブリッドに好きな装備をオプション追加して満足度を上げることが可能です。
【N-BOX】と【ソリオ】燃費がいいのはどっち?
N-BOXはガソリンNA車とターボ車、ソリオはガソリン車とマイルドハイブリッド、そしてハイブリッド車があります。動力システムが異なれば、燃費も連動して異なるはずですよね。そこで、両車種の燃費を比較してみましょう。
N-BOX ソリオ
G/G 27.0km/L 24.8km/L
G・L/HYBRID MX 27.0km/L 27..8km/L
G・EX/HYBRID MZ 27.0km/L 27.8km/L
G・Lターボ/HYBRIDSX 25.6km/L 32.0km/L
G・EXターボ/HYBRID SZ 25.6km/L 32.0km/L
※JC08燃費、2WDのみで比較しています。
ガソリン車だけで考えれば、N-BOXの方が低燃費です。軽自動車の低燃費志向のたわものですよね。
N-BOXより燃費の良い軽自動車も多いですが、走行性能の高さや走行時の乗り心地の良さなどを考えればこの燃費でも十分過ぎるほど良いと言えるでしょう。
ただ、マイルドハイブリッドが搭載されるとソリオの方が若干燃費が良くなります。それでもN-BOXとあまり変わらないというのが、驚きですね。
マイルドハイブリッド(MX・MZ)はS-エネチャージ搭載車という程度なので、厳密に言えば「ハイブリッドなのかな?」と思わざるを得ないとことなんです。だからこそ、N-BOXの燃費とそれほど変わらない数値に留まっています。
フルハイブリッド(SX・SZ)になると、N-BOXを圧倒しているので、燃費を重視するならフルハイブリッドも検討してみたいところですね。
しかし、以上はあくまでJC08燃費。オーナーの実燃費を見てから結論を出しましょう。
【N-BOX】に乗っている人はこんな人!
圧倒的に20代の支持が高く、次点で30代のオーナーも多いですね。20代でも特に後半で、新しくお子さんが生まれた家庭が多いです。
用途は買い物・レジャー等、ファミリーカーとして利用するという人が多数派でした。独身で通勤や普段使いに使うという人も。10人中唯一の10代オーナーは、初めての車としてN-BOXを選んだようです。
重視した項目は、全年代通して「快適性」とのことでした。
N-BOXとソリオの比較をしてきましたが、価格・装備・内外装・燃費とそれぞれ似通っているようで細部が異なっているということがわかりました。
価格は上位グレードで比べると大きな差が出るし、装備はオプション装備も含めると大きな違いがあり、インテリアの収納や使い勝手に関してもソリオは紙パックを置くことができるなど細かい違いがある。
燃費もJC08燃費では変わらないように見えて、実燃費は結構違いが出ていますよね。
年齢層以外の需要も一致。
本当に「ライバル」なんだなあということを実感しました。
そんな中でオススメを挙げるとするなら、「小さな子供が最近生まれた方にはN-BOX」で、子供がある程度大きくなってきたら「ソリオ」といったところでしょうか。単身世帯や通勤利用メインという方にも、ソリオをオススメします。
素材提供
動画:Pixabay ( https://pixabay.com/ja/videos/ )
サムネイル画像:Pixabay( https://pixabay.com/ja/videos/ )
BGM:longlongago ノスタルジア ロング・ロング・アゴー( http://nostalgiamusic.info/ )
参考:https://kakaku.com/